赤ちゃんに会える日が近づいて、どんどん大きくなっていくお腹は本当に愛おしいものですよね。長いようであっという間に終わってしまう幸せなマタニティ期を一生の記念に残しておくためにも、マタニティフォトを撮りましょう!今だけの姿だからこそ、今撮る価値があります。
セルフフォトも人気ですが、やっぱりプロの力を借りるスタジオ撮影とはクオリティの差が歴然!とはいえ、スタジオ撮影はなかなかハードルが高いイメージも…。
まずは行ってみなければわからない!ということで、こちらでは、実際に妊婦さんのフォトスタジオでのマタニティフォト撮影の体験レポートをお届けします!
妊娠中の方も、マタニティフォトに興味はあるけどちょっと不安に思っている方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
妊娠8か月を迎えた菜摘さん。マタニティフォトはもちろん、スタジオでの撮影は挙式以来だとか。 この日は旦那さんの隼人さんと一緒に撮影します。」
「写真を撮られることに慣れてないので。主人も一緒なら心強いかなって(笑)」
「俺も慣れてないんだけど…」
「こんにちは。いらっしゃいませ。今日はよろしくお願いします!」
と出迎えてくれたのは、フォトグラファーの須田さん。
今日撮影をするこちらのスタジオは、マタニティフォト撮影に関わるスタッフを女性スタッフのみにすることも可能とのこと。男性の目を気にせずリラックスして撮影にのぞみたい方には嬉しいですね。
まずは受付を済ませます。
周りにはサンプル写真がたくさん飾ってあって、見ているだけでワクワク♪
さっそく、どんなイメージで撮りたいかを打ち合わせします。
雰囲気、衣装、小道具、背景などなど、細かくすり合わせをしていくことで、撮影がスムーズに進みます。
「モードな感じよりはナチュラルな雰囲気がいいな、と思います。ふんわりあったかいイメージで…」
「エコー写真も持ってきたんですけど」
「あ、いいですね。初期のころと最近と、どちらにしましょうか」
我が子のエコー写真や、撮りたいイメージの写真をあらかじめインターネットから見つけてプリントアウトしてきた菜摘さん。
さらに、挙式で撮影した2ショットと同じポーズで撮ることに決定!
「挙式と同じポーズ、同じ小道具を使って撮られる方は多いですね。“つながり”を感じられるし、写真としての面白味もありますよね。あえて小道具だけをベビーアイテムに変える、というのも人気です。たとえば赤ちゃんのために手づくりしたぬいぐるみとかベビーシューズとか」と須田さん。
原宿駅・明治神宮前駅から
徒歩5分のところにある、こちらの「Andy st.(スタジオアンディ)」さんは、ビルの2フロアが吹き抜けになった開放感のあるスタジオです。
撮影は貸切で行うため、プライベート感も抜群!。
打ち合わせスペースから撮影するスタジオのある一つ下のフロアへは、室内にあるこちらの階段で降りることができます。(妊婦さんは安全のためエレベーターを推奨)
吹き抜けの天井からは、自然光がたっぷり。
温かみもあって心落ち着くスタジオ内の様子。
エレベーターで、一つ下のフロアにあるスタジオへと移動します。
「緊張するね~」
「…。」
「あれ、なんかすごく緊張してない?平気?(笑)」
さて、まずは衣装選び。
黒のロングスカート、白のロングスカート、アイボリーのチュールスカートの3種類から好みのものを。
「人気はやはり白のロングスカートでしょうか。かなり長く、多少すりびく感じになりますが、その方が、エレガントな雰囲気になります」
というわけで菜摘さんも白をチョイス。
ではお着替えです~。
「スカートのゴム部分が、お腹のふくらみの下にくるようにしてくださいね」
などと、衣装の着こなし方も丁寧にサポートしてくれます。
ポイントメイクを中心に、プロのヘアメイクさんがメイクをしてくれます。
(ベースメイクはセルフです)
「もうちょっとリップ濃くてもいいかもしれませんね」とヘアメイク担当の柏倉さん。
どんどん美しくなっていきます!
そのころ旦那さまの隼人さんは…
熱心に育児書を読みふけっていました…!偉すぎる!
そしてヘアセットに入ります。
「少し(髪を)巻いてみましょうか。柔らかい雰囲気になると思いますよ」
「はい、お願いします!」
撮りたい写真のテイストによって、ヘアメイクの仕上げの雰囲気も変わってくるそう。
このときはふんわり感が出るように、ヘアアイロンで即席ゆるパーマ風に。
ご主人まだ、読んでます。
「ひまそうな感じですね(笑)結婚式の時を思い出します。あの時もよく待たされてましたね、彼」
ヘアメイク完成!
撮影の準備ができるまで、ほんの少し休憩です。
飲み物を飲みながらリラックス…♪
フロア全体に漂うアロマオイルの香りで、うっとり気分になってきました。
それではこちらへどうぞ~
さあ、いよいよ撮影スタートです!(ドキドキ…)
「最初は窓を背景にしてこのカットでいこうか、そのあと座りのソロショット入れて…」
撮影の最終確認です。
「少し寄りましょうか。そうそう、ご主人はこんな角度で…」
写真になったときに一番ステキに見えるように、的確なアドバイスをしてくれるのが心強いですね。
「いいですね~、撮りますよ~。うん、かわいいです!」
構図や雰囲気を一緒に確認しながら撮影を進めてくれるので安心です。
ご主人からプレゼントされた翌月に、赤ちゃんができたことが判明したという(!)思い出のくまさんのぬいぐるみ。
菜摘さんが撮りたい!と思っていたカットがこちら♪ いい雰囲気です~!
「あれ、なんか今動いた!」
赤ちゃんも喜んでいるみたい…!
「では、いったん奥さまのソロショットに移りましょうか」
という声と共に、ご主人、荷物に向かってダッシュ…!!
戻ってきてスマホで撮影しまくり(笑)
2ショットのときは終始照れていたご主人でしたが、奥さんが可愛くて仕方がない、という感じで活き活きしてました♪
ふたたび2ショット。座りのカットです。
お2人ともだんだん緊張がほぐれてきて、良い表情になってきました!
「ひたいをコッツン、してみましょうか」
照れながらもかわいいポーズをとるお2人。
「おつかれさまでしたー!」
100枚ほど撮って、撮影終了。
30分ほどでしたが終始、和やかな撮影でした。
お腹が冷えないようにとの心配りで、さくさくとスムーズに進行してくれるのも妊婦さんには嬉しい限りですよね。
そしてこの後は、データの確認です。
こちらのスタジオでは、撮影直後に、パソコンで画像がチェックできて、さらにアルバムにする画像を選ぶことができます。
撮影したときが一番気分もノっているので、選びやすいのだとか。
待ってる間は、終わった安堵感からお2人とも、ほーっとしていました(笑)
「こちらがただ今撮影したばかりのお写真になります。初めから見ていきましょう」
と説明してくれるのは、フォトプランナーの笠輪さん。
「実はお腹の正中線が気になるんですけど…」
「プリントアウト分は、こちらで補正してからのお渡しになるので、大丈夫ですよ」
「ほんとですか、よかった~。」
「カット別に2,3枚にまで絞っていきましょう」
「わー、きれいに撮れてますね!あ、これいい!」
「いや、俺これはムリ!!」
お2人とも選んでいる時間が一番楽しそうです(笑)
「ねえねえ、なんでこんな無表情なの?(笑)」
「・・・。」
悩みながらもなんとか最終候補の3枚にまで絞り込めました。
(デザインボードもあります)
あとは1ヵ月後の納品まで待つばかりです…!!
菜摘さん:「撮られることに慣れてないので、最初は緊張しましたけど、楽しかったです!カメラマンさんがリードしてくださるので、安心して撮られることができました。子どもが思春期になったら見せようと思います!」
隼人さん:「いや~、まあ恥ずかしかったですけどね、記念になったし、彼女がすごくきれいでした!すばらしかった!」
菜摘さん:「なにそれ~(笑)」
本当に仲良しなお2人は、もうすぐパパとママに。
撮影では、そんな幸せな雰囲気をそのまま写真におさめることができたような気がします。
「なんとか無事に終わったね~(ほっ)」
撮影のあとは、原宿デートをお楽しみくださいね…♪
1ヶ月後
ナチュラルに補正された画像データと、ステキなアルバムが仕上がりました!
高級感の漂うしっかりとした質感なので、一生の記念になってくれそうです。
せっかくきれいに撮れた写真は、ぜひSNSにアップして、お友だちにシェアしてみましょう。そのままだとちょっと恥ずかしいな、という場合は、画像編集ソフトを使ってかわいくコラージュしたりするのがおすすめです。
マタニティフォトは見る人を幸せな気持ちにしてくれるので、周りの反応も高いはず!
上のお子さんやおじいちゃんおばあちゃんも一緒に、みんなで撮る方も多いとか。
愛情たっぷりの温かみを感じる写真になりますね。
もちろん、リビングや玄関など、家の中に飾るのも素敵です。
ナチュラルな雰囲気の写真なら、インテリアにもすんなり馴染んでくれますよ。おしゃれにディスプレイしてみてください。
マタニティフォトは妊婦さんを撮るもの、というイメージが強いですが、実際は、旦那さまだったり家族みんなでだったりと、一つの「家族写真」でもあります。
これから産まれてくる赤ちゃんがお母さんのお腹にいる、という、今だけの貴重な時期は一番美しい形で残しておきたいですね。
プロの技と心遣いが詰まったスタジオ撮影を、もっと気軽に利用してみてください。
写真というモノだけでなく素敵な体験(コト)として、きっと、家族みんなのかけがえのない思い出の一つになるハズです。